藝術大學院に通う苦学生・藤篠は、なけなしの全財産を空き巣に奪われて苦悩していた。苦肉の策で受けた「アルバイト」は、ある外国人墓地の整備と管理を行うというものだった。学生の間で「出る」と、まことしやかに噂されるいわくつきの墓地。
幽霊なんて迷
信だ、とは思いつつもいい心持ちはしない。しかし背に腹は替えられぬ。
そう自分に言い聞かせて向かったその外国人墓地で、お約束どおりに出会ってしまった幽霊は、貴臣と名乗った。いわくの元凶であるのに、幽霊であるということを忘れさせてしまうぐらい話術に秀でた貴臣との時間を、やがて藤篠は楽しみにするようになってきて……。
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これは椿朝子様主催の墓アンソロジーに載せていただいていたお話です。
安心してください、ゾンビは出ません(๑•̀ㅂ•́)و✧
全四話です。
どうかどなたか、楽しんでくださる方がいらっしゃいますように!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 01:00:00
24381文字
会話率:40%
昔から物事に違和感を感じることの多かった衛は周りから浮いた存在だった。国軍養成所で一人の少女に出会い、ここがバトルありの少女漫画の世界だと気付く。ならば自分は役に立つモブに徹しようと心に誓うも、なぜかヒロインに惚れるはずのイケメンキャラに
気に入られ、最終的には恋人になる話。
※ 腹黒イケメン少尉(漫画では当て馬)×前世記憶で戦闘力が無自覚チートな平凡孤児(漫画では完全モブ)
※ なんちゃって大正浪漫世界。戦闘シーンがありますが、戦う描写はありません。
※ 誤字報告ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 21:02:32
11528文字
会話率:35%