『人は嫉妬をしすぎると鬼になる』それはこの国においては嘘でも例え話でもない。嫉妬に狂った人間は赤い目の鬼と成り果て、恋焦がれるあの人を夜の闇に紛れて連れ去るのだ⸺
ここではないとある世界のとある東の国。華族の令嬢であるユリは悩んでいた
。爵位はあるものの没落の一途を辿る我が家と、対照的に飛ぶ鳥を落とす勢いで事業を拡大していく婚約者アイゼン。身分しかない自分と、才能ある経済界の寵児。世間からは釣り合わないと謗られる婚約に、ユリは一人心を痛めていた。
アイゼンは私には勿体無い男性だ。愛する婚約者の可能性を潰すくらいなら、とユリは自らの恋心をまじないで封印して婚約を破棄することを決意する。
それから数日後、ユリのもとにアイゼンが尋ねてきた。
怖いくらいに静かな夜半に、その瞳を血のような赤に染めて。
***
なんちゃってホラー風大正浪漫です。嫉妬に怯える令嬢が激重執着男に拐かされ囲われ、重苦しい嫉妬とクソデカ愛をじっとりずっぷり身をもってわからセられる話です。
【pixiv同時掲載/日間短編一位・日間総合ランキング入りとのことでした。お読みいただきありがとうございました】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 11:13:05
18943文字
会話率:48%
不気味な荒れ果てた屋敷で異形のモノを退治する、大きな黒い翼を持った男、鐡(くろがね)。
全ては唯一の主人殿の為。頑張ったご褒美を主人殿から貰うためだった。
( 全体的にギャグです。変態っぽいです。
前半なんちゃってホラー風です。おどろおど
ろしい雰囲気を出したかったです。 )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 22:32:55
7233文字
会話率:33%
有りがちな学園怪談話に巻き込まれて、異次元に閉じ込められる話。
主人公がひどい目に合う上に、バットエンドです!
グロエグ注意。特にエロが若干グロいかもしれません。
まさにヤマナシ、オチナシ、イミナシ。な中身の無いお話ですが、それでもイイよ
ー、といってくださる方向きかと。
夏に間に合ってよかった、のギリギリ投稿。
どなたかと被ってないといいな、と思いつつ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-30 21:58:09
26328文字
会話率:17%