志乃(シノ)が子供の頃に引っ越して来た町には、『かむいのもり』という神様が集まると言われる森があり、その森の奥には、『かむいのにっき』と呼ばれる獣が書いた日記帳が祭られているという。そこには怖い『かむい』が棲みついているから絶対に森には入ら
ないようにと父親に言われ、ずっと守っていたのだが、14歳になった志乃は全てに疲れ果て、身を捨てるように森に入り込んでいって……。
※猫男子達をはじめ、動物、植物、あるいは物の擬人化(八百万のカムイの皆様)の世界で、暗い過去を背負い生きる希望もなくした14歳の少女が徐々に明るく楽しく生活していく物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-31 13:12:40
55045文字
会話率:39%