聖騎士リアムが捕虜として目の前に現れたとき、自分が群像劇が売りのファンタジー小説の登場人物、敵対する魔族の一人エバルフィンだということに気付く。
互いにここが難所であり、やがてフェードアウトするであろう場面。
同族が睨みを利かせる中ではある
ものの、何としても生き残りたいし、生き残らせてやりたい。
何故ならエバルフィンは小説の中で、聖騎士リアムのファンだったからだ。
故にエバルフィンは同族に勘繰られないよう注意深く、彼を生かすべく行動を開始する。
その選択が聖騎士リアムにとって、最大の屈辱であったとしても。
◆申し訳ないのですが、語呂の良さでいれたので、ゴリラっぽさはまるでありません。
◆2021/08/09 リアム視点追加しました。他サイトでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 07:59:37
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会話率:43%