モテる努力をしても彼女ができない高校生、小田信長は学校のマドンナ、生駒吉乃からとあるお願いをされる。それは、月額千円を支払うから彼氏になってくれというものだった。
「月額千円で私の彼氏になってよ、小田君」
最終更新:2022-09-04 16:15:55
98645文字
会話率:52%
尾玻璃藩藩主、小野田延永の近習として城に上がることになった森崎蘭丸は、顔合わせの場で天女の如く麗しい顔の正室と会う。
思わず言葉を忘れるくらい見惚れたその正室は、こともあろうか、『男性』だった。
「『うつけ』の正室にはうってつけであろ
う?」と笑う延永…
それから、何が気に入られたのか、蘭丸は閨にも立ち合うことになってしまった。
延永、正室と絡み合う蘭丸…
何時迄も続くかと思われたその狂瀾の日々は、ある日、思いもよらぬ形で終わりを迎えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-23 11:30:54
560文字
会話率:27%
世は戦国。群雄割拠する時代。美濃の国、斎藤道三の娘、帰蝶《きちょう》は赦されざる恋をしていた。相手は兄、義龍《よしたつ》。その報われぬ想いの発散に手を伸ばしたのは、母方の従兄弟である明智十兵衛光秀。光秀との関係は、秘密を共有する者同士特有の
心地良さがあった。だが、尾張のうつけ織田信長との婚儀が進められてゆく。幼き頃から仲が続く恋人を持つ信長とは仮面夫婦となり、頼れる縁《よすが》もない帰蝶の目に、実直一途で無骨な柴田勝家が眩くも妬ましく映り込む。時代に翻弄された男女が見た終焉とは──? 趣味に走った話です。……不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-17 11:48:10
7063文字
会話率:17%