裕福な財閥の家系に生まれた、小夜花は恵まれた生活を送っているが、それゆえの両親の多忙さで、一抹の寂しさを覚えるこの頃であった。
夏休みに入り、その後半、小夜花は、隠居生活を送る祖母の宅へ帰省する。平凡な田舎での残りの高2の夏休みを送るは
ずだった。
帰省してすぐ、小夜花は気まぐれに祖母に付き合い、先祖の墓参りに行くことに。しかし、先祖代々の霊園とは別に、ある大きな桃の木の下に小さく供えられた墓標にも詣でる祖母。
一見、墓には見えない小さな石の墓標、祖母に聞いた話では、その墓標も、小夜花の家のものだという。
それから数日後のある夏祭りの夜、花火を見ているうちに、小夜花はまるで、呼ばれたように、先日の、桃の木の下に来てしまう。
『俺は、君に会えて幸せでした…』
突然聞こえた、青年の声……そして、眩いばかりの光が彼女を包む。
一瞬の後、彼女を取り巻く景色はまるで変わっていた――…
そこで、小夜花は、抜けるように色白な肌を持つ、一人の青年、実暁(さねあき)と出会う。
彼と小夜花の関係は……
一人の少女と一人の青年を中心に、あらゆる人々を取り巻く、タイムトラベルロマンス…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-17 00:35:32
45874文字
会話率:49%
おれを町一番のかっこいい男にしてください――ジョーの願いに、神は応えた。いままで彼に見向きもしなかった女が寄ってくるようになったのだ。浮かれたジョーは、いろいろと手ほどきを受けるべく町を闊歩する。しかし一人だけ、態度の変わらぬ女がいた。三つ
編みにそばかす、ひょろっとした体型で、ほめるべきところは色白に映える赤いほっぺくらいの、幼馴染だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-15 21:37:31
30815文字
会話率:29%
高校一年のバスケ部員、高原徹平は、女に不自由したことがないモテ男。ある日、部活の先輩から極秘の指令を受ける。
それは三年の追い出しコンパで、一年ふたりが余興として男同士の本番をやれというもの。女役は上級生全員一致で、香坂に決定。確かに香坂は
、色白で儚げな超絶美少年ではあるのだが、その性格は自虐ネタ好きのアホだ。あいつなら、面白がってノリだけでやってしまうかも。だけど、これってマジですか、先輩?
コメディ風味、高校生同士、不定期のんびり更新です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-22 17:00:00
7462文字
会話率:37%
生身の女性に失望した累(ルイ)はヴァージン・コクーン社に足を向ける。ごくごくまっとうな趣味を持つ累の注文は、色白く黒髪で、三十くらいの清純な処女。店員は奥の部屋に案内し、SM用の人形を見せる。注文通りの人形は着物姿で、赤い縄で縛られている。
怯えた眼で見つめられて、累は彼女を購入するが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-09 21:34:49
12697文字
会話率:63%
主人公の小沢遼は小学五年生だが、とても早熟な子供だった。
小学校三年生のときに、風邪で寝ていて、偶然自慰を覚える。
かわいらしい同年代の男子との愛撫を夢想しながら自慰に耽る、そんな子供だった。
遼は末っ子で、上には年の離れた二人の姉がいる。
遼の容姿は抜きん出ていた。
更に、成績も良く、運動をしても優れた才能を発揮した。
幼稚園でも小学校でも、先生たちはそんな遼を特別扱いした。
それで増長した遼は、陰日なたのある、とても嫌な性格の子供に成長していた。
表面的には、遼は学校中の人気者、常に主役の存在であった。
が、或るとき、東京からの転校生、橋爪純一(ハシヅメ ジュンイチ)が遼のクラスに編入されてきた。
純一は色白の美男子で、田舎育ちのクラスメートと違い、とても洗練されていて清潔感に溢れていた。
右も左もわからない純一に遼から近づき、二人は友達になった。
純一は、成績もよくスポーツ万能で、然も性格も良かったので、直ぐにクラス一の人気者になった。
遼は純一に嫉妬し、邪な罠をかけた。
罠は成功するかに見えたが、逆に遼に疑いがかかってしまった。
純一は、二人が本当の友達になるためには〝契り〟が必要だと説き、或る提案をする。
純一の〝契り〟はとても子供染みたもので、早熟な遼にとってはなんともあどけないものだった。
そこで遼は、純一に自慰のやり方を教える。
二人だけの秘密の営みはどんどんエスカレートし、ついには・・・。
そして二人の友情はいつしか愛に変わり、互いに別れがたい存在となっていく。
しかし、ある日、遼は純一から、北海道へ引っ越すことが決まった、と打ち明けられる。
ある日、遼は同級の女生徒から、愛を打ち明けられると共に衝撃的な告白を受ける。
それはとても子供に解決できるものではなく、遼は純一に相談するが、やはり解決策は浮かばず、結局は静観することになった。
それから数日後、その女の子は義父を殺害する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-07 06:00:00
75036文字
会話率:47%
いつから、なんてわかんねぇ。
凪とはガキん時からずっと一緒。
色白で、チビで、其処ら辺の
女より全然キレイ…だけど。
いつから、俺は一緒にいたい、
なんて思ってたんだ。
いつから、俺は誰にも
触れさたくない、なんて考えてたんだ。
いつから、
俺は
恋をしていたんだ。
気が弱くお人好しな乾風凪(あなせなぎ)
とぶっきらぼうな空閑晴希(くがはるき)
のちょっと切ないBL 物。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-01 13:52:25
5776文字
会話率:69%