類い希な美しさを持って生まれた旧華族の娘北白川翔子。
自分の美しさを認識しないまま、ごく自然にそして真摯に育んでいった彼女の愛の軌跡は、謎が解けないまま、一時は自らを廃人とまで思いこませることになる。
歓喜から絶望へ。そして転機となる新
しい希望からまた訪れる絶望。しかし、やがて謎が明らかになったとき、翔子は廃人から蘇り、自分の赤裸々な愛の物語を翔子を理解する二人に残して、幸せに包まれて33才の命を閉じてしまった。
「レズビアン」というマイノリティーな言葉では括れない、切なくも美しい女性同士の純粋な愛。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-15 11:11:07
134379文字
会話率:51%
古森來人、29歳、有名人気小説家。/かけだしのイラストレーター真弥(まみ)は、謎に包まれたその男、古森が変態であることを知る。しかも、すこぶるつきの奇人であることも。しかし、そのタントラもどきの***にメロメロになってしまった。/が、しかし
。古森にはまだ、隠された秘密があった。ふたりきりの旅行先で、深夜彼女が見たものは、――遠い昔に、邪神の力を借りて蘇り、時を越え生き続ける者……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-03-30 10:47:03
17783文字
会話率:36%