十六夜…月の下で突然目の前に現れた少年に、彼女は“初めて”を捧げた―――――
大学四年生になる直前の早春、和(なぎ)♀は卒業論文のテーマに頭を思いっきり悩ませていた。「なんか、直感的に“これ”って思うものがないんだよな…」。腐れ縁の瑞
輝(みずき)♂と香月(かづき)♀も同じ気持ち。互いにパっとしない気持ちを共有しつつ、今日も三人はつるんでいたのだが……ある日を境に、三人はとある者達の事情に巻き込まれるハメとなった。その先で、三人はそれぞれ奇妙な縁に出会い、予想もしなかった日々を送ることになる。
◆しょっぱなから性的な表現が入ります!苦手、という方はご注意下さい。また、18歳未満の方も閲覧は自己責任でお願いします!とはいえ、表現が拙いのでどんなご感想を抱かれるかわからないのですが…汗折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-27 00:53:36
10411文字
会話率:26%
その季節。
満開に咲き誇る桜の木の下で、真っ黒なスーツに身を包んだ男に捕まった。
男の纏う雰囲気から深く踏み込んだらいけないと直感が働くも、どうしても惹かれてしまうこの気持ちは認めてる。
戸惑いを蹴散らす様に、強引に手を差し伸べた男。
「”違う”桜を見たいと思わないか?」
その言葉から、全てが甘く切なく狂い始める。
他サイトで掲載していましたが、18禁が過ぎて削除されちゃったのでコチラで掲載を始めます。ストーリーは変わらないと思いますが、文章が多少厚くなると思います。どうぞよろしくお願いしまーす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-03 19:00:00
159831文字
会話率:24%