日常を離れたくて、礼一はオーストラリアのブリズベンを訪れた。
ただ静かに暮らしたいという願いとは裏腹に、この美しい街で礼一は、不思議なイルカに懐かれたがためにファンタジックなひと騒動へと巻き込まれていく。
そしてそれはやがて、ルームメイトや
同僚たちを巻き込みながら、思いも寄らない自らの運命へと、礼一を導いていくのだった。
自らの運命を諦観する男と、自らの運命を知らずにいた青年が出会うことで幕を開ける、現代ファンタジー。
※Kindle 掲載のため、一旦作品を非公開にさせていただきます。
ただ、1割程度ならkindle 以外の場所にも掲載していいとのことなので、四章までは残させていただくことにしました。
長い間作品を応援してくださって、本当に本当にありがとうございました!
Kindleページ
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https://twitter.com/GQEwEN2DJWlRzdp折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-05 00:00:00
59471文字
会話率:43%
浅岡静弥にとって、日常の変化とは目に見えないほどに小さいものだった。人間を襲うスピリットと呼ばれる怪物。人間を守るために力を振るう使徒と呼ばれる存在。誰からも慕われる幼馴染とその恋人。多くのものがすぐ隣にありながらも、彼は最低限の関係だけで
日々を過ごし、そのまま傍観と諦観の道を歩み続けるのだと思っていた。だが彼の生き様は、ある出会いにより一変する――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-09 23:53:59
239055文字
会話率:47%