集落が人間に襲撃され、命からがら逃げ出した一匹のオークが辺境の地をさまよっていた。かつて古代文明があったという、木も育つことのない永久砂漠と呼ばれる場所で、食事も水も無くさまよい続けた。
いよいよ意識を失う間際、オークは砂に呑み込まれ、
気がついた時には小さな部屋に居た。
部屋には何もなく、ただ地面に丸い円と複雑な紋様が描かれているだけだった。出口も見つからなかったため、オークは死を覚悟し、最後に食事が欲しいとつぶやいた。すると円の中にウマそうな熱々の肉塊が現れた。その肉塊で腹を満たすと眠たくなった。寝たいとつぶやくと、立派なベッドが現れたので、ぐっすり寝た。
起きてまた飯を食い満足したオークはつぶやいた。
女が欲しい、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-16 19:11:51
12400文字
会話率:13%
中南米の奥地で一人の考古学者が消息を絶った。彼が研究していたのは古代マヤ文明を滅ぼしたという兵器。
その考古学者の兄である教授について、現地へと着いてゆくことになった「俺」には、とある目的があった……
以前、mixiの「とにかく怖い話。
」コミュにて発表したことがある作品です。
2018/9/15 誤字等の修正。<BKR>タグを削除。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-06 00:39:51
11076文字
会話率:44%