人が女性として生を受け、眩しいほどの美人に育ったからと言って、みんながみんな幸せと思っているとは限らない。沢城茜は都内の著名法律事務所に勤務する女流弁護士だ。彼女は高校を卒業するまで体操選手として活躍したアスリートの道を放棄し、四年制大学
の法学部に進学して弁護士になる道を選んだ。幼少から色気のある女として見られる事で嫌な思いをし続けて、女である事が関係ない職業に就きたかったからだ。
意識して男のように振舞う茜は法律事務所を主宰する窪木泰三から弁護士という職業においても女性は女性らしくあるべきと諭された。女性らしくなった茜は通勤電車の中で頻繁に痴漢に狙われるようになる。そしてある事件をきっかけにその立場が危うくなってしまう。事務所の中でも影が薄くなった茜はある秘密組織によって誘拐され、〇〇〇として辛い修行の日々を送らされる事になった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-12 22:58:38
60907文字
会話率:45%
完全無欠冷淡無情無敵無敗な最強有能執事(ただし超人見知り)のヒミズさんが…倒れた!
ヒミズさん唯一無二のお気に入りであるバイトの春川くんがお見舞いへと向かうのだが…!?
※別作品「2月14日」の番外編です。
こちらの番外編のみをご覧の
場合は、以下の人物紹介にざっと目を通していただけますと幸いです。(たいした紹介ではないので、読み飛ばしていただいてもかまいません(笑))
※性描写はほとんどありません。
※4話完結。ほか1話おまけあり。
【人物紹介】
・春川くん
…21歳。店長のカフェでバイトをしている。
虐待を続けようとする叔父から逃げ回っていたところを店長に偶然救われた。以来店長のカフェでバイトを続けている。
店長のことが好きだが、店長はヒミズさんのことが好きだと思っている。
ヒミズさんのことはとても怖いお兄さんだと思っている。
・ヒミズさん(冷水(ひみず))
…店長の執事兼シェフ兼カフェの総合事務担当兼店長の恋人?
様々な資格を持っているが医師免許はない。
春川くんにひとめ惚れしてしまっているが、そこは絶対みとめない。
暗いトラウマを持っていて、他人に直接触らないよう常に薄手の半透明なゴム手袋をしている。
・店長(咲伯(さいき))
…カフェの店長だが、実は財閥の御曹司。
能天気。楽観主義。好きなことだけしていたい派。
春川くんが来る前はヒミズさんにべったりだったが、今は春川くんもヒミズさんも好き。ヒミズさんが暗いことが気になっている。ふたりがいい仲になったらみんな幸せでいいよね、とかぽわんと思っている。
春川くんもヒミズさんも店長に振り回されてばかりいる。
・アンドーさん(安堂(あんどう))
…店長とヒミズさんのお抱え医師。
オカマのゲイなので女性口調で話すが、見た目はモデル並みにいい男なのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-14 14:00:00
24990文字
会話率:17%
海の底には街がある。
だが、それを知る陸人は少ない。
いつか運命の人が現れると信じている海人のエーメは今年十八歳。
大好きな月光浴をするため、こっそりと海面に現れる。
海を捨てて陸で家庭を持った兄を慕い、誰もがみんな幸せにと
月に祈る。
そんなエーメと陸人・シンジの恋。
※途中滞り、一度は断念した作ですが、自身のけじめのため、漸く完結させることが出来ました。
投稿を始めたのは随分前のことで、脇脇脇キャラに、他作で愛着のある『シェーラ』と名づけいた自分にショックを受けておりますが、そのままに致しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-25 20:34:54
54799文字
会話率:25%