生と死 ノクターン・ムーンライト 更新情報検索
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検索結果:122 件
「僕もたまに、カルラに嫉妬するよ」
「師匠が? どうして」
「あんな風に思い通りに、鉄製品を生み出すことができたら気持ちいいだろうなと思う」
「カルラより、師匠の腕の方がずっと上でしょう。何を言っているんですか」
「だよね」
亞夫は困惑気に微笑を浮かべ、白湯の入った茶碗を手に取り俯いた。
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」11話目。師匠の元に顔を出した、放浪癖のある弟子の
話。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-21 01:31:13
7302文字
会話率:54%
思想とはいくさである。
血で血を洗う、陰惨な争いが待ち受けている未来は想像に難くない。
亞夫は、彼らの諍いを、遠くから眺める道を選ぶ。
どちらに転ぶか、今はまだ種が撒かれただけのそれが、うねり、育ってゆく過程を、ただ見守っていこうと思う。
できれば、他力の道を許容できる世が訪れて欲しいが、他方では、社会を追われて山で一生を送る己もまた、あるべき姿ではないかと思う。
「厳しい修行に明け暮れる、きみは他力の救いなど一笑に付すだろうね」
寝台に横になりな
がら笑うと、彼はいいえと首を振った。
「修行は好きでやっていることです。思想とは関係がありません」
「きみは不思議だね」
「私は亞夫様がどのような罪を犯していても祈りを捧げるのみですので」
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」第9話目。修験者であり刀鍛冶の手練を積む僧侶と、彼の師匠の背徳的な日常の話。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-23 01:24:29
3451文字
会話率:29%
「私がいなければあなたは明日にも破綻しますよ。あなたは錠前を作る以外何もできないんですから」
と彼は言った。
亞夫は何と返せば良いのか判らず、黙って衣を身につけ、寝台の布を清潔なものに取り替えた。
彼はなかなか部屋を去ろうとしなかった。
書類を携えながら、口づけをねだり、かと思えば亞夫の商才のなさと社会性のなさをあげつらった。
だからあなたは駄目なんだ、と言われて、傷ついた振りをしたら、今度は血相を変えて済みませんと謝ってくる。
こんな時、ラゴラは己に
甘えているのだと明確に感じる。
彼には長い年数、重責を背負い込ませてしまっていた。
少し甘えてくるくらい、何でもないと思わなければ彼の帳尻が合わないだろう。
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」第8話目。修験者であり刀鍛冶の手練を積む僧侶と、彼の師匠の背徳的な日常の話。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-16 03:13:41
2184文字
会話率:5%
誰が悪いとも言えないが、この三人が混在すると、社会は乱れてしまうらしい。
亞夫はカルラを溺愛している。
これも有名な話で、カルラは亞夫に拾われた孤児であり、亞夫の情夫だ。
師匠のカルラ贔屓は今に始まったことではないが、弟弟子たちには評判が悪い。
自由気ままなカルラは一番弟子だというだけで咎めもなく、周囲と調和できなくても師匠に甘やかされている。
工房に漂う、重い空気の根幹はここだと思う。
次の問題がカルラとラゴラの反目だ。
二人はもはや口も利かな
い。
それは構わないが、ラゴラはカルラを憎悪している節がある。
長きにわたってカルラと亞夫の関係を見てきたラゴラは、憎悪に恨みが加わっている。
完璧な経営者の貌を持つ者だからこそ余計に負の力を増幅させるのかもしれない。
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」第7話目。住み込み弟子の7番弟子、ジュダから見える、歪んだ工房の景色と本音。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-09 03:26:16
3854文字
会話率:0%
「もし願いが叶うならば、亞夫様は何になりたいのですか」
亞夫は口の端を持ち上げたまま、穏やかに沈黙した。
長い沈黙だったが、安居は苦痛を感じなかった。
むしろ彼の沈黙が心地良いとさえ思った。
この瞬間が永久に続いてくれれば、彼はさいわいでいられるのではないかと、祈らずにはいられなかった。
「僕は誰からも忘れられたい。また一人、無になって、今度は誰にも気づかれないよう、暗闇の中で生を全うできたら、それがもっとも自分のあるべき姿じゃないかな」
亞夫は愛おし
げに目を細め、安居の頬を撫でる。
彼は安居を通して遠い世界を観ているのだとふと思う。
彼の愛するカルラが、ここではない場所を眺望しているように。
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」第6話目。鉄を打つ工房を外側から眺める非住み込み弟子の安居が見た、師匠と工房のただならぬ雰囲気。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-02 02:44:34
6430文字
会話率:29%
「アナンの兄貴、作業場のあの空気、なんとかして下さいよ。仕事は順調だし、技術は上達するけど、精神衛生上は地獄ですよ。噂じゃ、最近はラゴラも師匠に手を出してるらしいし、ラゴラは平気で師匠との関係を示唆するんですよ。カルラはカルラで、完全に自分のペースっていうか、何考えているか判らない分目茶苦茶です。師匠、もう死んじゃうんじゃないんですか」
「迂闊に死を口にするな」
とは言っても、アーナンダは気落ちする一方だった。
亞夫は悪い師ではない。
ただ、カルラに甘く、ラゴラ
の嫉妬が重すぎる事実に、なすすべもなく困惑している、師匠はアーナンダの見る限り実直な職人以外の何ものでもなかった。
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」第5話目。工房をいち抜けした三番弟子、アナンの師匠に対する思いと、いまや工房を取り仕切る存在となった同期に抱く、かすかな嫉妬と羨望。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-12 03:16:15
9601文字
会話率:41%
亞夫はどちらかと言えば温厚で、穏やかな世界を好む静かな性格でございました。
荒々しい現場に疲れると、彼は決まって私の傍に近づいてくるのでした。
私はその頃、依然として、町中に出て死者の躯を弔っておりましたので、亞夫が私を見つけ出すのにさほどの時間はかかりませんでした。
彼は私に仏の話をせがみました。経を聞かせて欲しいとも言いました。
亞夫の日々の気疲れが垣間見え、私は彼に同情を寄せました。
彼は左目を隠しておりました。職人は身体のどこかを壊して一人前に
なると説明してくれましたが、それは武士も僧も同じなのかもしれません。
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」第4話。師匠と兄弟子の、歪んだ関係に気づいた、二人を知る僧侶の独白。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-28 03:15:46
3210文字
会話率:0%
本当に飢えた人間が誰なのか、あなたには判っていただきたかった。
寝台の上で、亞夫様を相手にごねる時、私は自分が心の狭い愚かな男に成り下がったようで厭な気分になります。
私はもっと寛大で、頭の切れる、優れた弟子だと自分を評価していたからです。
その心づもりは今も変わりませんし、これからも、集団を率いるよき統率者であろうと思います。
よき統率者とは、強烈なカリスマ性を備えている人間を指す言葉ではありません。
むしろまったく逆なのです。
凡庸だから他人の心情が理解できる。
その
時々で、優しくもなれれば厳しくもなれる。
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」第3話目。師匠と兄弟子へと、歪んだ狂気にとらわれた、凡庸ないち弟子の独白。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-19 02:20:25
2393文字
会話率:45%
「違う。あなたが可哀想なのではない。可哀想なのは私です」
「きみが」
「ええ。私はカルラが嫉ましい。私もあなたの寵愛を受けたい」
「ぼくの愛情は平等じゃない?」
「平等です。けれど平等では困るのです」
ラゴラの切羽詰まった態度を眺めながら、ぼくはようやく想像しうるすべての可能性を手放した。
なるほど真面目そうな人間ほど判らない。
まさかここにきて彼が嫉みでおかしくなりかけているとは意外にも程がある。
ぼくは思わず笑った。
ラゴラの嫉みが愛らしく、自分が醜いけだものに思えた。
もはや、ぼくは何も持っていないも同然だった。だから答えはすぐに出た。
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」第2話目。二人の弟子と複雑な関係を持つに至った、経緯に関するある記憶。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-11 03:25:06
9564文字
会話率:9%
ぼくの師匠は魔術師と呼ばれている。
鉄のかたまりと灼熱の炎さえあれば、どんな物でも生み出せる町一番の職人で、この辺一帯で亞夫の名前を知らないものはいなかった。
特に細かな製品を作らせると天下一品だった。
南京錠と言えば亞夫だった。
しかしそれらの評判は、実はまったくの嘘だった。
本当に錠前を造っているのは「ぼく」こと、亞夫の一番弟子、カルラであり、カルラにこそが真の天才と呼ばれるべき人物だった。
なぜカルラは、師匠のゴーストをつとめているのか。
師匠のゴーストをつとめること
を、よしとする人生を選択しているのか。
育ての親である同時に、鉄の師匠である亞夫とふしだらな関係を持つ、精悍で完璧な男、カルラ。
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」第1話目です。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-31 02:40:31
3142文字
会話率:0%
魔女に呪われたグラ公爵家のマルティナの葬儀に際し、夫・ロランは亡き妻に想いを馳せ、呪いを受け継ぐ娘・ディーネを想う。
☆のついた話はラブシーンありですので、御注意ください。
※重複投稿。小説家になろうに掲載「Birthday ー葬儀に君を想うー」のR18版です。
※「妖精の湖」の番外編ですが独立してますので、単独で読んでいただけます。
最終更新:2015-12-31 00:00:00
60009文字
会話率:35%
「どうせ終わりにする命なら、その命を俺にくれないか?」
ねえ、覚えてる?
あなたと初めて会った日のこと
私は、今でも覚えてるよ
だってあの時から、あなたに恋をしていたのだから…
※他サイトで掲載していた作品を加筆修正しました
最終更新:2015-09-26 12:34:51
93489文字
会話率:30%
6月20日、【MAGIC.47 およめさんのこうふく〈前篇〉 - surrender is happiness Ⅰ-】を投稿しました。
見事ご主人様への「ぎゃくしゅう」を果たしたお嫁さんこと魔法少女りぜる。けれども満を持してのご主人様のターンには…… 魔法少女と先生のエロ展開、いよいよクライマックスです!!
純情と被虐が交錯するバトルファンタジー。
暗闇に魅入られ過酷な運命を背負わされた魔法少女たちが、優しい先生の愛に導かれて、仲間とともに戦います。
桜庭りぜ
るは異世界の妖精の血を引く、小学四年生の魔法少女。第一章で恐ろしい凌辱に晒されたりぜるは先生に助けられ、第2章では数奇な運命の果てに、ついに大好きな先生と結ばれることができました。現在連載中の第3章では、りぜるのクラスメイトの魔法少女たちが多数登場。つづく第4章では、ドラマの核心を握るラスボスが登場し、先生と死闘を繰り広げます。お楽しみに。
【年の差恋愛】 魔法少女は小学生。先生は女の子たちを守るためにやってきた歴戦の勇者。幾多の困難を乗り越える中で、少女たちは先生に本気の恋心を抱くようになっていきます……。
【寸止め凌辱】 魔法少女は卑劣な敵に捕えられ、欝な凌辱シーンへ突入。しかし必ず“寸前で”先生たちが助けに来てくれます。――でも例外もあるかも……。
【ラブラブ調教】 魔法少女たちはとっても淫ら。でも本当は臆病で、大好きな先生といっしょでなければ大胆になれないのです。愛のないエッチを強要されると恐くて泣いてしまいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-28 14:47:32
410197文字
会話率:26%
嘘であって欲しかった……。今日というこの日に、真実は痛烈で偽りは時に求められる。
最終更新:2015-04-01 10:54:41
872文字
会話率:55%
“ブラックゲーム”主犯格、死神のオブジェ死黒(しこく)が率いるふたりの死神、ハンド咲孥夜(さどや)とフランケン骨苦(こっく)、座敷童子のチャイルド鬼羅(きら)は、生と死の狭間“ブラックインフェルノ(黒き地獄)”をアジトにしている。
四人は特異能力を持つ。
彼ら四人の組織“ブラックスカル”主催の“ブラックゲーム”への参加を呼び掛けるため、人間たちにメールを送信する。
ブラックゲームはブラックインフェルノで行われる。
ブラックゲームに参加したファイター(人間)たちは、都内にある山
“幻霊山” に集められ、そこから蒸気機関車に乗り、地上と生と死の狭間を抜け、ブラックインフェルノに向かう。
ブラックゲームの生還者には一億円が授与される。
刺激と金を求める人間たちのあいだで、ブラックゲームは社会現象を起こし、ゲームへの参加希望者があとを絶たない状態であった。
地上の法律など通用しないバーチャルのような世界で行われる残忍な殺人ゲームを五回勝ち抜くと、ブラックゲーム専属のブラックファイターになれる。
ブラックファイターには人間もいれば神もいた。
オブジェの古き友人イエス=キリストだ。
ブラックスカルのメンバーとイエスがブラックゲームを行う目的はふたつある。
ひとつは人肉確保(皆、人肉を食す)
もうひとつの最大の目的は地上最強の人間を見つけることだ。
ブラックファイターを目指す17歳の少年が命懸けのデスマッチに挑む!
※他のサイトに投稿しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-23 20:36:53
150265文字
会話率:36%
平凡で退屈な毎日を過ごす中年サラリーマン上田賢太郎に突然訪れた妻との離婚問題。
寂しさの中、ある日インターネット通販サイトで美少女モデルの愛玩具を誤って購入してしまう。
後日届いたその商品は驚いた事に生きた人間の少女だった。
ーー新世代ラブドールプチリアルグリップボディ桜花爛漫DXスペシャルエディションver2(16歳)ーー
自らを人間ではなく人形だと言う彼女。
不思議な少女との奇妙な生活を通して主人公は自分の過去の記憶と向き合い、謎と真実を知らされる事
により物語は加速します。
ストーリー上、性描写、暴力的な描写が含まれますが文学作品として控えめな表現を心掛けています。
初めての執筆でいろいろ試験的に試している部分もあり、素人丸出しの表現力ですが宜しくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-10 15:17:28
51020文字
会話率:25%
愛する人を失った悲しみは、どうすれば乗り越えられるのでしょうか?
美しい奈津子お姉ちゃんにひたすら愛され、その愛に劣らない激しさで応えた私。そのお姉ちゃんを失ってしまった私は、涙も出ず、死ぬことさえ考えられず、生と死の間にある静かな世界に漂っている陽炎のような日々でした。
そんな私を、自然な涙が出るように、現実の世界に連れもどしてくれるきっかけを与えてくれたのは、心優しい友、早苗さんでした。彼女の温かい思いやりに支えられて、私は、お姉ちゃんを身近に感じることができるようになり
、生涯を捧げる誓いもできました。
忘れ得ぬ人、お姉ちゃんへの鎮魂歌です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-08 19:22:57
48140文字
会話率:72%
雨の降る冬。
少女は、とある落とし物を拾った。
「君は、誰?」
若草色の髪色の青年は、雨に濡れながら笑う。
青年との出会いによって動き出した歯車は止まらない。
始まる戦い。
戦い方を知らない少女は戸惑い、怖気づく。
「逃げないで、沙耶《さや》」
青年は何故戦うのか?
少女は、決断する。
「洸哉《こうや》、行くよ」
襲い来る宿敵。
出会いと別れを繰り返し歩み続ける二人に楽園《パンドラ》は見つかるのだろうか?
生と死を賭けたダークファンタジーが今、始まる。
最終更新:2013-12-03 22:07:34
257文字
会話率:0%
重篤な病に侵され、余命いくばくもない青年、木島直樹は生神(イキカミ)を名乗る不思議な少女と出会う。
少女は直樹にイキル意味を問う。
「君は何のためにイキルの?」
その問いに応えた直樹に、少女は切なく微笑む。
本当のイキルとはなんなのか。
今、一人の青年の生と死をめぐる戦いが始まる。
最終更新:2012-10-02 02:15:44
261文字
会話率:25%
様々な連鎖が、どんなイタズラをするのか。
必然と偶然の連鎖。
生と死の連鎖。
まだまだ、これからの話です。
もちろん、凌辱や愛憎の連鎖も、書いてみるつもりです。
最初の主人公は、燐紅。
彼から始まる【輪】。
楽しんでいただけたら、幸いです。
最終更新:2012-08-14 17:59:35
21188文字
会話率:31%
人生の後半に足を踏み入れた49歳の和彦は、久々に開催された高校のクラス会に参加した。高校時代の悪友たちも、ある程度の社会的地位を獲得しが、残りの人生を考える年になっている。そして和彦と仲が良く恋心を抱いていた女たちから、逆に好きだったことを告白される。なかでも淳子は和彦を思い続け、死ぬ前に思いを遂げようとクラス会に参加したのだ。そして高校時代からの親友の援助で夢は実現するが、それがキッカケとなり、和彦は女たちの多様な人生と愛欲の渦中に陥ってしまう。そこには高校時代の挙動が関係
していたことを和彦は知り、晩年に突入する生活の中で、愛欲、人生、生と死を短期間で考え直すこととなる。そして再スタート。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-20 13:09:03
112640文字
会話率:40%
リディは物心ついた頃から美しい先生と死人狩りの旅をしていた。そんなある日、リディは先生に連れられて巷で大人気の死人狩りの武装執行集団、「エーヴェ」の扉を叩く。……が、「エーヴェ」の中身は噂とはかなり違っていた。*シリアスに見せかけたゆるい官能コメディです。
最終更新:2012-02-29 00:28:26
433653文字
会話率:34%
検索結果:122 件