お前は一体誰なんだ?
高校3年生ばかり7人が連続して殺害される凶悪事件が発生してから3ヶ月。捜査は行き詰まっていた。そんな中、不審な男が重要参考人として招致された。だが取り調べ室で男は事件についてはまったく口を閉ざすが、捜査三課の老刑事轟木
章造の幼い頃の過去を詳細に語った。俺の知らない男が俺の過去を知っている…何故?
そんな矢先、連続殺人事件の捜査本部を仕切る刑事部長が首を吊って自殺した。
そこから事件は思わぬ方向へと動きだし、次々に現れる新たな事実と深い闇が轟木の前に立ちはだかった。果たして不審な男とは?連続殺人事件の全貌とは?
過去と未来、組織と個人、正義と悪の狭間で、定年退職を目前に控えた孤独な老刑事が命をかけて事件の核心に迫るヒューマンサスペンス。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-07 23:00:00
94198文字
会話率:59%
六本木の会員制のバーBLUE FISHのママが殺害された。麻布署刑事の寺島享太はその殺人事件の捜査会議に出席していた。この程度の殺人事件は珍しくないし、これまでも捜査会議自体は数えきれないほど出席していたが、この捜査会議は寺島享太にとって特
別だった。「俺はこの男を知っている…」なんと被疑者の山室修一は寺島の幼馴染であったのだ。捜査会議を境に寺島は何者かの視線を感じ正体不明の尾行がついた…。警視庁の暗い闇と少年時代の記憶が交錯する時、日本中を震撼させる大事件に発展していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-30 00:00:00
75297文字
会話率:31%