御簾越しのあの御方のお声はたいそう低く、初めてその声を聞いたときわたくしは震えました――……
恋を知らぬ女が男を知るまでの、追憶。
※オオカミ様企画「声無しの情景」参加作品。
※平安朝「風」です。平安時代物としては、習慣、ことば、和歌など
時代考証の足りないところ多々ございます。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-28 03:00:00
5000文字
会話率:0%
私は、製菓専門学校を出た二年前に上京し、現在は小さなお料理教室に勤めています。
最初は事務員や、他の先生の補助でしたが、一年前からは子ども向けのお菓子教室を任され、先生をやっています。
そんな私の唯一の家族は、二年前から音信不通の弟の
みでした。
けれどある時、ひょんなことからその弟に――私の秘密を知っている、瑞希に、再会してしまったのです。
姉おっぱい杯参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-24 01:00:00
16333文字
会話率:30%
虫が大嫌いな私は、異動した先で虫を調査する仕事をさせられることになりました。
逃げ出したいくらい嫌だった虫の調査が、けれど、三つ上の先輩のおかげで、次第に楽しくなっていきました。そして、私は先輩のことを、ただの先輩とは思えなくなってしま
いました――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-20 23:45:01
15113文字
会話率:62%