リリーヌ(愛称リリン)は黒髪に灰色の瞳の、巫女。過去を視ることが出来るせいで<過去視>の巫女王なんて祭り上げられているけど、皆、過去になんか興味ないの。ちやほやされるのはもっぱら<未来視>の巫女王。そんなある日、ついにリリーヌたち巫女
が仕える神聖皇国が、隣国<最>国の侵略を受けて滅びてしまう。
滅ぼした王様は、外見はそれはそれは麗しい美形。けど、私は騙されない!!
心は外見ににじみ出るなんて、嘘。この男、すご~く、どろどろしてるのよ!
出来れば、私は近寄りたくない。なのになんで私、愛人?しかも強制的に、この男の過去を視なきゃならない訳?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-16 02:24:13
79794文字
会話率:28%
平凡で凡人な私が現代日本からトリップしたのは剣と魔法の世界だった。夢見がちな前世を引きずる厨二病の私が期待しても無理もないと思うんだ。ちやほや逆ハールート、チート無双、召喚された伝説の勇者、アジア人種の標準装備黒髪黒目が崇拝の証だとか、そ
んなありきたりなチートトリップを。けど、そんなものはなかった。凡人には尚更だと痛感したのは、勇者への反逆罪で牢屋にぶち込まれた夜―――――。そして今世に期待を捨て失望した朝――――――。取り敢えず一晩で犯罪者になってしまい狭い村では針の筵なので一丁旅に出ようと思います。―――――――まあ、隣町に出稼ぎに行くだけなんですけどね? 《物語の脇役にもなれないトリップ女の、異世界で綴るぼっちニートな日常。※主人公至上主義の皆さんへ。女主人公が惚れることがあっても惚れられることもましてや逆ハー展開になることもありません。ありません。ご注意ください。ほぼ負け犬女の独白です。《麻布十番》に文才はありません。ありません》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-01 01:37:58
2678文字
会話率:3%
今が良ければいい、なんて、ただの強がり。カッコいい女を演じて、皆にちやほやされるより、たった一人に愛されたい。そんな女性のお話です。
最終更新:2010-07-25 22:00:00
14719文字
会話率:63%