コハルが消えた。春神プリマヴェーラの加護持ちでトーイの幼馴染。大公子ナーツェに婚約を破棄されてからの消息が掴めない。ナーツェとトーイは従兄弟だったが、お互いの母親が亡くなってからは疎遠だった。叔父である大公の思惑に振り回されるトーイ。それは
実子であるナーツェも同様だった。コハル。癒しの君のために、僕は何ができるだろうか……。
2022/04/03に開催されたJ.GARDEN51にて頒布された『悪役令息アンソロジー』に寄稿した作品です。期間限定でKindle書籍化もされていました。
主催はてんつぶさん。
獣姦表現がありますが、主人公は無関係です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 08:30:02
30395文字
会話率:43%
「複雑な家庭環境」の中で凍りついてしまった俺を癒やしてくれた小さな手。
かわいいかわいい甥っ子の依弦は今日、二十歳の誕生日を迎える。
ここにくるまでいろいろあって、途中嫌われてるんじゃないかとか誤解していたときもあるけれど、今は立派な叔父ば
かである。
今日のお祝いに「俺との誕生日パーティ」を強請ったかわいい甥っ子との初めての酒はおいしく、つい酔ってしまい、そんな俺にも呆れることなく付き合ってくれる依弦は、どうやら我慢も遠慮もやめるようで……?
血の繋がらない甥っ子を甘やかし可愛がりたい叔父と、「だいすき」を積もらせてそのときを待っていた甥がついに動きだす、ふんわり共依存な物語。
※J.GARDEN51にて発行した無料配布本掲載作品を、大幅に加筆・修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 15:56:01
8496文字
会話率:32%