作家の都根文子(オメガ)は、新しい話を書くにあたって、スランプ気味だった。
そんなときに編集者から「別の部署に名門出のアルファの男がいる」「彼を主題に話を書いてはどうか」と言われて、さっそく取材しようと試みる。
その男は果山京太郎といっ
て、地方名家の出ながら、ゴシップ雑誌の編集者をしている変わり者のアルファだった。
ネタ探しに取材して欲しいと申し入れたところ、果山は自分の実家をモデルに小説を書いてはどうかと提案してきた。
その提案に聞き入れるに当たって、彼の実家に数日世話になることになるが、そこはまさに、ミステリー小説の舞台のような場所だった。
そこで取材しているときに、文子は予想外の発情期が来てしまい、果山と関係を待ってしまって……
偏屈な四十路アルファ×ワケあり三十路オメガの、ミステリー要素アリのオメガバースです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-16 15:08:00
14975文字
会話率:32%