苦手意識を持つ東江司を暴漢から庇ったのをきっかけに、前世の記憶を思い出した俺こと西園修。どうやら東江は前世の主人だったみたいだが、だからといって忠誠を誓い直す気になれるわけではなかった。今の俺にとっては気に食わないヤツだし前世と混合しない
ようにしなければ、と心の中で誓う。
しかしそんな決意を他所に親から告げられたのは“ヤツが俺を侍従にと望んでいる”ということだった。喜ぶ前世の意識を抑えながら、嬉しそうな両親に適当な言い訳をして断ろうとした。そのとき、丁度見舞いに訪れた東江司に「そんなに俺の侍従になるのが嫌か?」と言われ、とっさに俺の口から出ていたのは「いいえ!謹んでお受けいたします!」という返事だったーー。
外面は良いけど素は冷淡で横暴な主人と、心の中では主人を苦手に思ってるのに身体が主人に従っちゃう侍従のドタバタラブコメディ(予定)です。
コロナの影響で私生活で時間がたくさんできたので小説を書くのを生活のメインにしようと思います。大変な時期ではありますが、皆さんの外出自粛期間中の慰めになれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-04 22:00:00
8212文字
会話率:14%