圭人(けいと)と柾(まさき)は出会った瞬間に理解した。自分たちは「運命の番」だと。
出会った日に結ばれ、それからは恋人として何の不安もなく愛し合ってきた。
二年の月日が経ち、結婚の話が柾から出てきたが、圭人はすんなりイエスとは言えなかった。
なぜなら柾は、αなのに貧しかったからだ。
そんなとき、圭人の前に、身寄りのない富豪のΩ、実紀(みのり)が現れ、三者三様の思惑が入り混じった三角関係が出来上がっていく。
三人それぞれの視点で話が進んでいきます。
オメガバースの設定ですが、妊娠、出産の展開、描写はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 18:32:53
105845文字
会話率:35%