今から凡そ五百年後。ユーラシア大陸に、東欧、中東、アジア西域の広大なる領地を誇る、一教皇国が存在した。その名は、カナン。ユダヤ教の唯一神、ヤーウェを信奉する者たちの国である。また、東アジアには現在のチャイナが高度発展し、帝国制を取り直した一
つの皇国があった。その名はツェン。唯物論をその国是とし、それ以外の思想を排斥する、強烈な中央集権指向を持った国である。これは、カナンに産まれた精神的治癒術を使う青年と、唯物論の国の中で道教の思想をもち、政治制度との折り合いが着かず、苦しみながらも歌姫になることを夢見て強く生きる少女たちが中心となって織り成す物語である。……って、私ってば、固いなー。要するに、女神転生のラスボス+天使族と封神演義の仙人達の対決です。最初は固いですが、徐々にキャラが突っ走ります。「魔導銃の使い手」よりはシナリオを練り込んでおります。是非、ご一読を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-19 07:53:46
205375文字
会話率:66%