不够本少女――
90年代の頃、帰国子女のお嬢様であったサニー(仮名)は、転校の初日からマカロンを配給することで、金に物を言わせた友達作りに励むが、縄文団地に住む薄汚い女の子たちの不興を買い、クラス内で孤立してしまう。
だが、孤独な者には
イジメが待っているというのが、この時代の掟。
耐え切れなくなったサニーは、同じ縄文団地の粗悪な少年たちにまで友情作成の手を伸ばす。
少年たちは戸惑いながらもサニーを受け容れることにするが、彼らがその時にやっていた遊びは、子供の遊びの中でも特に悪名高い「ポコペン」であったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-30 08:00:00
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会話率:4%