第一部『淫らな子宮と不遜な探偵』(完結済み)
死と官能の運命劇はいつ始まったか? 彼は突如手に入れた黒雲の力で多数の女を凌辱する。ある日、彼は官能の祭典ともいうべき、嬌烙の館を開催する。そこで黒崎麗華と出会う。黒雲の力を打ち消すことができ
る恐るべき女――招かれざる可憐な刺客を、彼は苦戦しながらもどうにか撃退する。ところが刺客は麗華だけではなかった。運命がふたりの出会いを祝して、少女の屍体を送っていたのだ。それは殺人悲劇の始まりだった。でたらめだらけの悲劇に、彼は自分で幕を下ろすことにする。
第二部『子宮を忘れた少女』(完結済み)
子宮を忘れた少女はもはや少女ではないのか? 運命に姿を借りて現れた男に、竜胆舞と爪木崎碧生は翻弄される。舞は碧生を、碧生は舞を守ろうと、互いに自らを生贄に捧ぐ。繰り返される男の凌辱に、次第にふたりの仲に溝が入ると、ついに運命は不気味に微笑する。舞は記憶を失くし、一方碧生は大事なものを取り戻す。喪失と獲得――天秤は見事に釣り合い、物語は終わったかと思われたが……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 22:37:54
497036文字
会話率:39%
私立白蘭高校には歴代の生徒会役員が謎の失踪や自殺を遂げるという黒い噂が囁かれていた。その謎に魅せられて、白蘭高校生徒会に加入し、書記となった沢野晶だったが、突如不思議な力に目覚めてしまった。ある日、晶は魔法のような力を欲望のままに行使し、
女を犯してしまう。が、不思議なことに晶が咎められることはなかった。味を占めた晶は、己の良心に抗いながら女を蹂躙してゆく。同時に晶は校内の謎に迫るのだが…。青春と探偵を交互しながら物語はやがてカタストロフィーへと突き進んでゆく…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 19:55:12
1049文字
会話率:0%