(9/3 ペンネーム変更しました。 ひっぽぽ ー> MrPorkBite )
人間族と獣人族が覇を競う世界。司祭の子として生まれたウーゴは、父と同じく司祭になることを望まれていた。しかし、ウーゴの才能は人を癒す神の力ではなく、人を傷
つける魔の力に目覚めてしまう。
己の立身のためにウーゴの力を利用しようとする父親、その思惑に巻き込まれ自身の復讐のためにウーゴを必要とする猫人族の女狩人ミア。そして、瀕死の状態をウーゴに助けられた猫人の奴隷娘マリ。ウーゴに恩を感じるマリはウーゴに尽くそうとする。
自身も子供を持つミアはウーゴに愛情を感じ始め、ウーゴとマリが街を逃げ他の土地で暮らせるように算段を始める。しかし、そのためにはウーゴは魔力を使いミアの戦いに手を貸さなければいけない。自分の魔法が人を害するものであることにウーゴは葛藤する。
ウーゴに危険な事をさせたくないマリは戦争で捕虜になっている豚人(オーク)に助けを求める。ところが豚人(オーク)の元を訪れたマリは牢の看守達に捕まってしまう。元の持ち主に引き渡され陵辱されるマリ。マリが捕まったことを知ったウーゴとミアはマリを助けだそうとする。
百戦錬磨のミアの戦術により無事マリを助けだしたウーゴ。ウーゴは魔法でマリの元の持ち主を傷つけるが、「必要だった」と自身の魔法に対する葛藤を断ち切る。
マリは豚人(オーク)の助けを得、街から脱出することに成功する。
ウーゴとマリは猫人族に援助を求めに行ったミアと分かれ、二人で旅をする。その二人にマリを捕えていた男から口封じの追っ手が迫る。力を合わせ追っ手を撃退するウーゴとマリ。
ほっとしたのも束の間、今度はウーゴに魔女(ウィッチ)の疑いが掛かり、捕縛のために教会からミアとは因縁浅からぬ聖騎士の部隊が派遣される。一度は捕まってしまうが、ミアと合流し窮地を脱する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 23:00:00
233675文字
会話率:23%