大学卒業を約半年後に控え、
主人公・小鳥遊和巴は東京に住む叔母に
縁談を持ちかけられた。
悩んだ和巴は交際7年目に突入した腐れ縁の
彼・佐渡山晴彦へ相談。
しかし、晴彦からの答えは実に素っ気ないものだった。
前々から晴彦との付き合いには
、
将来的な不安を持っていた和巴だが、
ここで晴彦との破局を決定つける衝撃的な
事件が起きる。
ヤケになった和巴は、
京都は東山・祇園で一番の名店と名高い
高級料亭でお見合い。
でも、その見合い相手の顔を見てびっくり!
彼・宇佐見 匡煌は何日か前に、
馴染みの店のトイレで行きずりの
セッ*スをした相手だった。
内心では匡煌に惹かれつつも、強引な匡煌に反発して
ついつい反抗的な態度をとってしまうちょっと
(かなり?)へそ曲がりな和巴。
しかし、そんな和巴も匡煌の猪突猛進イケイケパワー
に押され、陥落する日が来た。
「宇佐見さん……」
「うん?」
「……セッ*ス、したいんです」
あんなに避けていた匡煌に自ら進んで身を委ねる。
”……発情した雌猫だな”
匡煌は無事和巴を手中に収める事が出来たが。
同じ頃、兄・広嗣が神宮寺家の次女と匡煌の
結婚を前提とした縁談を計画していて事態は匡煌が
全く望まぬ予想外の方向へと向かう。
和巴をどうしても諦め切れない匡煌は最後の手段で
両親へ和巴との交際をカムアウトするが……。
一方和巴は広嗣から直に匡煌の縁談を聞き、
ショックを受けつつも匡煌の将来の為、
自分が身を引く決心を固める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-08 22:00:00
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会話率:31%