聖職者は、清らかな身でなければならない――。
事情があって『男として』生きているローヴェズ――ローズは、司祭になるため聖フィロソリティア学院に入学した。
聖フィロソリティア学院は、聖職者育成のための男性専用の全寮制学院だ。だが、ほと
んどの者は聖職者など目指しておらず、経歴に色をつけたいだけの入学者ばかり。
そんななか、ローズは自分の秘密を守り抜くために、聖職者のなかでも僅かな者しかなれない【司祭】を目指して勉強に励んでいた。
しかし、入学して僅か三か月で、真面目な堅物教師リンダファードに性別がバレてしまう。絶望するローズだが、なんと、リンダファードはローズの秘密を隠すことに協力してくれるというのだ。
憧れの司祭であるリンダファードを尊敬し、いつしか恋心を抱くローズだが、リンダファードもまた己の出生に秘密を抱えていて――。
年齢や身分様々な者が通う、聖フィロソリティア学院。
そこに勤める厳格な司祭(三十三歳)と、性別を偽って生きてきた生徒(十九歳)の、禁断の物語。
中編から長編を予定。
不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 22:38:34
81162文字
会話率:25%
ファシル・アルド・バードが終わったあとのトーマとサリアライン王女の話。女慣れしている難民上がりの騎士と戦火中に身を粉にして国を守り抜いた王女のその後。ただこのふたりを書いてみたいなと思うので書いてます。ぼちぼち更新になる上、トーマが出る本編
は全体的に描き直し予定なので、訳わからない話になると思います。トーマは水の記憶にでてくるビルとリタの息子になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 19:22:46
9724文字
会話率:21%