ハーレムキング瀬尾総一郎も三十の坂を超えた。
担ぎ出された衆議院出馬ではあったが、当初に掲げた政策を実現し、その活動の軸足は政策から政略へとシフトしていく。
後継者選びのつもりで企画した党首選挙も、結果として党内での自分の存在感を増すだけに
終わった。
次善の策として右派・中道・左派の三派閥の形成を誘導して当座を凌ぐこととなる。
子供たちも順調に育ち、ハーレムの環境にも大きな変化が起きていた。中学進学を契機として一号室の一角を長男の総志に譲り、空き部屋だった三号室を長女総美と四女真梨世の共用にした。総一郎本人は各部屋を順繰りに泊まり歩く新たなシステムが始まった。
神林希代乃を主催として神林邸にて母の十三回忌を、そして御堂真冬を主催として速水邸での十七回忌が執り行われる。
生前に足を踏み入れることのなかった実家、そして愛する男の家に足を踏み入れることとなったみさき。
亡き母への最期の孝行を果たし、劇的な政界引退の日へと突き進む。
*ハーレムは月当番制に移行。
一月希代乃、二月矩華、三月瞳、四月麻理奈、五月志保美、六月真冬。
七月希代乃、八月矩華、九月志保美、十月麻理奈、十一月瞳、十二月真冬。
月当番は誕生日の幹事も兼任。
*先行して発表した第一期から四期までと未来篇とを繋ぐお話です。
前作を読んでいないと理解できない部分がありますので、先に
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未来篇
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ハーレムの女性のたちの中から矩華を(法律上の)伴侶とした瀬尾総一郎。
子供たちの誕生と共にハーレムも次第に様変わりしていく。
そして政界へと進出する総一郎。
政界の風雲児となった彼の公私に渡る大活躍が始まる。
規約 第三版
第一条 本会は
主催者である瀬尾総一郎(以下主催者と略す)と、女性達(以下会員と略す)の対等な愛人契約である。
第一条の二 主催者は会員の全会一致により一人を法律上の妻とすることが出来る。
第二条 入会に際しては会員一人以上の推薦を受けて、主宰者とその配偶者が審査。他の会員の同意の元に承認される。
第三条 会員は個人的な理由によりいつでも脱会できる。脱会後も会に関する情報はもらしてはならない。
第四条 入会資格は成人女性であること。但し高校生は不可。更に半年以上男性と付き合って居ないこと。
第五条 契約に際して金銭の授受は不可。入居に必要な経費は女性が自身の責任で調達すること。
第六条 主催者は会員の産んだ子供の父親と認定される。法律的な手続きは女性達の要求に従って処理される。
第七条 会員は自身の子供に関して他の会員を後見人として指名できる。
第七条の二 後見人は特に男子に関して、その初めての体験を指導する義務を負う。
*先行して発表した第一期から三期と未来篇とを繋ぐお話(の途中)です。
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未来篇
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