※さくら美郷さま主催【侵撃セヨ!真夏の触手祭り】遅刻【過ぎ去りし触手】提出できていますように作品。
開国と文明が混ざり合い、人の世は急速に発展したことであやかしはその存在を希薄なものに変えられた。
人は有用なあやかしを人の下に留め置かんと
妖護連盟を組織したが、人に拠り、もしくは捕らえられた彼らは等しく文明の利器に取って代わられ消えていくことになる。
蜜月は終わりを告げた。
永く共に在った妖と人は袂を分かち、静かにわかたれゆくある帝國。
今や妖を絶対悪とし、取り締まり滅する機関になりつつある連盟は、未だに人界に存在し被害者を増やし続けているとされる『朱蛇夜城のおろち姫』の監査の敢行を決定。
こうして、
失せ行く妖と満ちない人の、交わらない夜話は綴られた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-07 00:02:06
2323文字
会話率:20%