その人は妖しくて、美しくて、気高くて、そして、とても優しくて。気がつけば俺は恋に落ちていた。
決して叶うはずのない恋。それが分かっていても、もっと彼女と同じ時を過ごしていたかった。
それを壊した奴等を俺は決して許さない。俺の大切なものをこと
ごとく奪い去ろうとする、この世界を、俺は決して認めない。
転移した異世界の悪意を身に受けて、少年は決意する。世界を敵に回して戦うことを。
復讐心を胸に、自らの分身である相棒と共に戦場を駆け巡った少年は、やがて千年先まで語り継がれる伝説の存在となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-05 22:17:46
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会話率:64%