二〇九六年、日本では少子高齢化が進み、今日では人口減少が国家的な問題となっていた。そこで、国は一つの法律を制定した。それが「女性妊娠義務化法」だった。その法により、女性は高校を卒業すると公務員もしくは企業の正社員として自らを『妊娠母体』とい
う商品を産み出す媒体となり、永遠に子供を産み続けることが義務づけられた。高校を卒業したばかりの永江楓は国営の母体保管施設に就職することになり、これから地獄のような苦痛と恥辱と快楽の日々が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-17 16:03:47
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