水曜日の夜は家に帰りたくない。特に、夜の10時28分を過ぎるまではーー。ゲイバーでひとりカクテルを飲んでいた南美は青い目の男に声をかけられる。その男は、初恋の男に似ていた。言葉による駆け引きと一人きりになりたくない理由から、その夜、南美は名
前を偽り男とベッドを共にしてしまう。もちろん一夜限りのつもりであったが、男の方はそれで終わらせるつもりはなく……。自分の目的を失いたくない女と、彼女を守りたい男の再会のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-10 20:00:00
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会話率:41%