人には誰しも、向き不向きがあると思う。その不向きが俺の場合“腹黒副会長”を演じることだった――
私立アカシア学院高等部、俺の在籍するこの学校は、所謂王道学園というやつで。
入学して1年、なんの因果かネコランキング1位をとってしまった俺に
待ち受けていたのは、副会長として顔面最強軍団の生徒会に所属すること。
別にそのままで副会長すればいいじゃん、とお思いのあなた。しかしこれでもかと言うくらいの他の人らの王道っぷりに、いや俺だけ違かったら浮くじゃん?!と周りに合わせるという選択肢を選ぶしか無かったのだ。
さて、ここに腹黒副会長(仮)爆誕──?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 13:58:55
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