雪子は脇役の人生だと思っていた。世の中には物語の主人公のような人間がいて、雪子はいつもその物語の脇役を担っているのだと思う。主人公だと思う人間を見つけるたびに思う。どうしてこの人たちは脇役の傍に生きるのだろうと。そう考えるのは、今また、主人
公が傍にいるからだ。可愛い容姿をして頑張ってますと公言し、愛されキャラを生きる後輩である。そしてそんな彼女の相手役に選ばれているのが、雪子と付き合っている爽やかさNO.1と評される男だった。脇役雪子の人生、どう転がる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-29 16:30:57
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会話率:39%