君島奈緒子はコンサートやマスコミで活躍する才能豊かな若手ピアニストだが、貴之という夫がありながら世界的な指揮者の東城秀人と2年の間不倫を続けていた。
ある夜、東城との情事を楽しんで奈緒子が帰宅すると、家から貴之の姿も持ち物も消えていた。
テーブルにあったのは離婚届と1枚の書き置きだった。
書き置きには、『突然離婚を申し出るようなことをして申し訳ありません。でもあなたは、もう僕とは別の世界の人になってしまいました。………… 世界中の人たちから賞賛を浴びるピアニストになることを祈っています。…………』と書かれてあった。
それを読んで激しく動揺するする奈緒子。奈緒子は、貴之の献身的な支えがあってピアニストとして脚光を浴びることができたのだった……。
奈緒子の不倫によって壊れてしまった夫婦の関係。奈緒子は貴之の愛情を取り戻せるのか……。
※第1章 不倫 第2章 津軽のリンゴ農家 第3章 ピアニスト 第4章 赦し
※毎日更新予定
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 21:00:00
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