とある山中の小さな村に、美しい顔かたちをした若い僧がいた。名を、翠円という。翠円は故あって、独りで鄙びた寺を預かっている。とある日その寺で、三人の賊が酒盛りをしている場に出くわした。『その身を差し出すならば村を襲わぬ』という賊からの申し出を
受ける翠円であったが、雄々しい男たちから与えられる熱い責め苦に、身体は甘い快楽を拾ってしまい——
◇8/26より、番外編を三話追加いたします。三日連続、二十一時に更新予定。
◇主人公の稚児時代、他のお坊さんから色々されている回想があります。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-28 21:00:00
28073文字
会話率:57%