婚活中の草野沙織は、新しい職場で『天才数学者』と言われる三枝義弘准教授に目をつけた。29歳までに結婚相手を見つけないと、実家に帰って見合いをしろと言われているから必死だ。
ボサボサ頭で牛乳瓶の底のような眼鏡をかけた先生が、本当は顔が整っ
ていることを見抜いた沙織は狩りをする。——ワンナイトだ。けれど、いたした後にとんでもないことが起こる。
賢者タイムになると、本物の賢者になり数式が閃いたという。そこからは彼に囲われはじめ――
三枝義弘 准教授(35)× 草野沙織 契約職員(28)
*ラブコメディーの現代ファンタジー恋愛小説です。
*短編「賢者タイムに本物の賢者になる彼」(第三回ジュリアンパブリッシング恋愛小説大賞、二次選考通過作品)の長編版です。濡れ場多めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 06:13:24
102870文字
会話率:50%