夫が亡くなった。交通事故だった。
居眠り運転のトラックに轢かれて即死、運転手もまたビルに追突をしてそのまま亡くなった。
私は今でも信じられない。
今でも夫が隣りにいるのではと思ってしまう。
また、こうしてあなたのお墓の前に訪れてしまう。
き
っと、一生あなたのことを忘れられずに生きていくのだろう。
そう思っていたある日、私は、私と夫の大学時代の先輩と再会をしたのだった。
────これは、どこにもいないあなたへと私が語りかけるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-17 13:20:16
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会話率:3%