永遠なんてありえないよ。今が今しかないから、この瞬間が、こんなにも大切なんだ――
わかっていて、だから少女は小さくつぶやいた。
「それでもアタシは永遠がほしい。いつまでもそれを大切にしていけるような、優しい人になりたいです」
※本
作は「序・共通編」の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-16 03:52:41
135521文字
会話率:58%
もしできるのなら、普通に好きを伝えてみたい。そうすれば、胸に刺さってちくりと痛む棘も抜けるかもしれない――
しかし、彼女ははっきりと告げた。
「――あなたは絶対にいい妹になんてなれないよ。だって、本当はそんなこと、これっぽちも願ってない
もんね?」
「あなたは誰? どうしてここにいるの?」
欠けた少女には、返す言葉が見つけられなかった。
※本作は「序・共通編」の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-11 06:58:58
108713文字
会話率:60%
明日を落としても、いつかどこかで、きっと誰かが拾ってくれる――そう思っていた。
しかし、世界の果てで、少女は言った。「――それで、あたしは気がついた。"どこか"も"誰か"もないんだって」
※本作
は「序・共通編」の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-23 17:22:11
223276文字
会話率:48%