元旦、日本中が正月だ。だが、久保の家では波乱が起きていた。
最終更新:2017-12-15 19:32:16
69977文字
会話率:56%
黄泉の国の巫女、トキ。久保はまたしてもトキに黄泉の国に連れていかれた。そこでトキの口から語られたことは…。
最終更新:2017-12-15 17:38:57
143438文字
会話率:58%
洋輔の雫への思いは募るばかりだ。そんな時、久保達は一族で楽団を創設しようという話が持ち上がった。
最終更新:2017-12-13 21:58:41
50991文字
会話率:53%
あらすじ
木幡聡子は父親を探すために北九州市の大学に進学する。父親は聡一郎。久保は行政書士、疾走した木幡の同級生。同じく同級生の美奈子、聡子とともに木幡探しに奔走する。
物語は事故で死亡したと思われた木幡の婚約者、酒井由紀の数奇な運命に
翻弄される。由紀は自分と間違いで死んだ双子の妹、美紀になりすましている。全ては、木幡に恨みを持つ山村純によって襲われ、殺されるという危険を避けるために行われたものだった。
実際は、山村がした悪さは、美智子への暴行未遂と美紀への暴行だけだった。だがこの結果、美智子は男性不信で独身のまま、美紀は望まぬ妊娠をし、出産。同時期に由紀も木幡の娘を妊娠出産した。山村の襲撃を恐れる木幡は、あり得ない二人の幼子の秘密がばれないように、子どもたちは隠されるように別々に養子に出される。
背景は神社の一家という血統を守らねばならない古い一族の慣習。本筋は父親探しと襲い来る姿なき敵への恐怖。養女を持つ親の苦悩。伏線として、子どもたちが成人する時期の成長の様子を描き出す。
パズルを完成させるピースの多くは戸籍を始めとする公文書。解決方法は警察や弁護士、探偵といった特殊な権限・能力を持つヒーローではなく、誰でも可能であるところが本書の新しさである。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2017-12-09 17:05:03
147137文字
会話率:58%