優等種の青年セオは、感情のない研究者クラリッサと出会う。
性交は義務、“処置”と呼ばれる制度の中で、二人は淡々と交わる。
だが、冷たいまなざしの奥に揺れる感情を、セオは見逃さなかった。
禁を破り結ばれた夜、彼女は彼の名を呼び、彼は人間として
生まれ直す。
これは、名を呼ぶことで始まる、ふたりだけの恋の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 02:17:28
5603文字
会話率:12%
初老の男が若くして亡くなった子を弔いながら独り過去をふり返る。
亡くなった少年は男が造りつづけた被験体であり、かつて思いを寄せていた人と全く同じ姿をしていた。育て弔い続けるそれだけが今の男に出来る唯一の愛し方であり願いを叶える方法なのだ。
残酷な描写や性描写はありませんが登場人物の倫理観が危ういと判断したためR18としております。
初投稿のため拙いですがよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-16 23:07:17
1722文字
会話率:35%