「真名と仮名」オリジナル設定/
ここは政府から黙認されるこの国最大にして最悪のカジノ。
毎日数千億単位の金が動くこのカジノでは「真名」の賭け事が認められている。真名による賭けは盤上の金だけでなく、その人物の後ろにある家や権力までもがすべて
総取りとなる。
言葉の通り、勝てばすべてを手に入れ、負ければすべてを失う大勝負。滅多にこの真名をかけた勝負が行われることはないが、今日、真名をかけた一世一代の勝負がくり広げられる。
◆この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-28 21:00:00
3043文字
会話率:31%
※「真名と仮名」オリジナル設定/
人生の半分を狭い檻の中で過ごした。
僕は一生をこの檻で終える覚悟をした。
ふいに扉が開かれ僕は顔を上げる。商人によって足枷をはずされ、僕は「買われた」のだと気づく。
僕を買った主人は30前後の美しい男
。
「こんばんは」
月光に照らされた主の微笑みに僕は夢見心地だった。
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3346文字
会話率:31%