※社会人一年目のお兄さん×昔一緒に遊んでた悪魔のショタっ子
確かに遊んでいたはずなのに、確かに幼馴染だったはずなのに、親友だったはずなのに。僕の大切な人だったその男の子は、ある日を境に存在そのものが消えた。
友達に聞いてもそんな子知
らない、親に聞いても家に遊びに来たことはない。
それらを乗り越えきれない僕でも時間の流れは残酷で、既に僕は社会人一年目だ。
完全に自立をして一年目のハロウィン、ブルームーンの綺麗な月夜に残業から帰って来た僕のマンションの一室に、チャイムの音が鳴り響いた。
「トリックオアトリート。」
日付が変わりそうな深夜に少年の声、ギリギリの合言葉は僕に何をもたらすのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 23:27:55
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会話率:41%