二十歳の誕生日、神妙な顔をして両親は言った。「紫苑(しおん)、実は――お前の両親は他にいるんだ」
はい知ってましたとも、小さい時から。平均的日本人容姿の両親から、あたしみたいな天然金髪女が生まれるなんて、本気で信じてたとでも?
両親のすすめ
で実の祖母が一人で住む家に向かったあたしは、そのまま事故で異世界に連れていかれてしまう。そこは父親の生まれ故郷らしいのだけど、マジで? しかもあたしが歌姫って、なにそれ?
異世界のルールを知らず初対面の従兄と婚約してしまった挙句、溺愛されすぎてつらい。
全部忘れて、おうちに帰りたい。
R18が含まれる話には※がつきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-27 09:12:56
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