異世界人勇者の非常識な言動に、召喚されて来た時点から不信感を募らせていた神殿の見習い司祭ケサレタ・キッシャーは、勇者の乱れきった私生活を暴こうと独自調査を試みたが、神殿から追放処分となり、行方をくらました。
その数ヵ月後起きた、王都大炎上
。
多くの死傷者を出した悲劇の原因は、魔王軍による攻撃とされた。
だが、ケサレタ・キッシャーは、真実を知っていた。
これは彼がその命を賭けて調べ上げ、書き上げ、しかし決して世に出ることは無い草稿の「一部分」である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-20 16:05:31
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