拓也は高校の同級生だ。2年の時に同じクラスになって友人になった。
卒業してからも付き合いのある数少ない友人だったのだが、ここ10年程は拓也の仕事が忙しくなり連絡が途絶えていた。
「相変わらず忙しいの?」
『うーん、そうだな。まあ多分結
構忙しい。』
そんな感じで始まった10年ぶりの二人の会話は近況報告から思い出話になってゆき
拓也から『俺は昔お前にプロポーズしたのにお前は断った』と責められたのを発端に様子が変わってゆく。
えっ?だって私達って、ずっと友達だったよね?
『俺はお前の事、高校の頃からずっと好きだ』
…もしかしたら私達はずっとすれ違いまくっていたのかも知れない……
******************
電話での会話の合間に昔話をしてるだけ、
というお話。
――――――――――――――――――
※R18は、ほんのりうっすら(ほぼ無し)。
※ハピエンにはなりません。ご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-02 08:35:19
15998文字
会話率:33%