「野良犬、さっさとその襤褸を脱いでこのドレスを着ろ。今日からお前の名前はリーゼローザだ」
アルベールは、使用人の男と駆け落ちした婚約者のアンネリゼ・ローザの事を忘れる事が出来ずに居た。そんなある日、彼は偶然奴隷市場で在りし日の婚約者の生き写
しである美しき少年セレスを見付ける。アルベールは奴隷の少年を買い取ると、彼を自分のリーゼローザにしようと”教育”を始めた。最初はアルベールの施す”教育”に反抗的なセレスだったが、夜な夜な躰に刻まれて行く快楽に抗う事は出来ず、官能の虜になって行く。次第に彼は心身ともにアルベールに惹かれ出し、アルベールの真のリーゼローザになりたいと願い出す様になる。そんなある日、本物のアンネリゼ・ローザが二人の前に現れた。「アルベールの隣は下等なΩ(オメガ)には相応しくないわ。そこをどきなさい、その椅子は私の物よ」とセレスに迫るリーゼローザ。アルベールが最後に選ぶのは本物のリーゼローザか、それとも偽りのリーゼローザか。
【注意】なんちゃって異世界転移・オメガバースの設定を含んでいます。基本溺愛モノがベースですが、ご主人様はクズなのでお仕置きにクスリや大型犬を使ったり、複数プレイがあります。苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-14 22:31:49
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会話率:39%