デタラメな家庭環境に育った非常に頭のいい小学6年生の的井誠也は、兄と慕う人に彼女ができたと聞き
にいちゃんの彼女なら俺の姉ちゃんだ。と居場所を探し当て、見に行くことにした。
初めて見る姉ちゃんの顔は、唸るのも忘れるほどの美人ではないか。
しかし、そこから先の光景には、唸るどころか、目を疑うような光景が展開され、姉ちゃん。いや、あの女は、にいちゃんをだましてあんな事を、と怒りをあらわにした。
ただ、それをにいちゃんに教えようという気持ちは誠也にはなく、自分が、弟としての怒りを女に教えようと決める。
さらに、追い打ちをかけるように、次々に現れる女の新事実。
最初は、自分の女にして毎日いたぶるつりだった。
でも、途中で気が変わった誠也は、ある事を考えつく。
今、そして10年後、さらにその10年後まで見据えた計画は、にいちゃんをだまし続ける女に、もっともふさわしいと興奮に体を震わせるのだった。
中学生になった誠也は、たった一度の偶然を、きっちり掴み、計画を実行に移す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-13 21:25:33
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