美人なのに、胸が大きすぎて生まれつき母乳が止まらない――そんな“牛娘”ウシコ。
イケメンなのに、汚れや臭いを愛しく感じてしまう“豚男”ブタオ。
互いに「醜い」と社会から拒絶され、孤独に生きてきたふたりは、動物園の牛舎で出会う。
モーと鳴く、
ブヒと喘ぐ。
恥だったはずの身体が、相手に触れられ、吸われ、舐められ、愛されたとき、
ふたりは初めて「生きていてよかった」と思えた。
母乳を飲み、吐息を交わし、藁の上で貪り合うように重なる体。
これは“獣”のように求め合いながら、“人間”になっていくふたりの、
優しくてとろけるような、官能と救いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 17:02:11
9776文字
会話率:32%