犬の訓練士である滝川史孝は、警察犬の指導手としての顔も持っている。愛犬・ゼットともに犯罪現場に赴くと、そこには無愛想で無礼な刑事の有馬がいた。口は悪いが律儀で頼りになる有馬と、急速に距離を縮めていく史孝の周囲では、不穏な事件が起こっており―
―。*マークがついた回には、暴力・性描写が含まれます。自サイトからの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-22 19:28:08
96128文字
会話率:45%
犬(犬耳ぢゃなくてリアル犬w)好きの方オススメ。
年明けて。弘人(ひろと)は、来春からの麻薬捜査官赴任通知の吉報を届ける為、弟の勤める警察犬訓練所を訪れた。
弟、篤と(あつし)は……血は繋(つな)がっていない。
到着した警察犬訓練所
で。
弘人は、ベテラン訓練士が匙(さじ)を投げ、あわや毒殺か、と言われた兄弟犬を、訓練士になって1年の篤がわずか三ヶ月で見事に訓練し直した事を知る。
その、兄犬を『風(ふう)』、弟犬を『雷(らい)』と言った。
弘人は麻薬捜査官。篤は警察犬の訓練士。
この義兄弟がそれぞれこの職を選んだのには理由があった。
その理由が原因で、篤は弘人の父母に引き取られる事になったのだ。
弘人と篤。思春期を一緒に過ごした二人は、自然と惹(ひ)かれあう。
だが、ある日を機に弘人は篤に一切、触れなくなった。
他に恋人が出来たのだろうと篤は諦(あきら)めてしまっていた。
しかし、赴任の祝杯をあげた夜。ふたりの誤解は解け……。
二人はようやく、七年越しの恋を実らせる。
その翌週。兄犬『風』が国際空港へ引取られる日。
雷も連れて行きたいとの篤のお願いもあり、弘人は自分の四駆車を出した。
引渡し先の空港で、篤と風は事件に巻きこまれてしまう。
弘人と雷。ひとりと一匹は。
絶妙な『相棒』となり独自に犯人を追う事にした。
PIXIVにもいずれ投稿します(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-30 00:37:56
57687文字
会話率:30%