王国でも屈指の魔草薬の調合師を多数輩出して来たハーヴリスト侯爵家に生まれたレティーナにはたった一つの、けれど強い願望があった。
多忙を極める若き美貌の王太子ルーファスを癒してあげたい。
そこで天啓のように閃いたのが、幼かった頃を思い出して
もらうこと――母子の愛情に満ちた行為、授乳をされたらきっと癒されるのではないか。
そんな思いから学園を卒業する時に「胸を吸って欲しい」と懇願するも、すげなくあしらわれてしまう。
さらに失敗続きの結果、とっておきの魔草薬を栄養剤だと騙して飲ませたものの、ルーファスの様子が豹変して……!?
ゆるゆるふわふわのラブコメです。
アルファポリス様でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 22:00:00
19953文字
会話率:41%