クラスの人気者で、一見順風満帆な人生を送る「俺」は、高校一年生の夏、交際相手から別れを告げられる。彼女が新たに好きになったという、同じ一年生の「彼」は、誰とも喋らず、クラスメイトからはいないことにされていた。「俺」は「彼」に興味を持ち、話し
かけたいと思うが――。
※『硝子の魚(extra edition)2』の「6. Classmate (1)」に登場する、安達の元同級生・菊池による回想。菊池(俺)→安達(彼)の片想いで終わります。単体でも読めなくはありませんが、『硝子の魚』シリーズを読んでいた方が、人物像が把握しやすいと思います。また、本作に濡れ場はありませんが、元の小説がエロ特化であること、本作にも若干性的な表現が含まれていることから、年齢制限をつけています。
※Privatterにアップしたものに加筆修正して転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 23:12:16
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会話率:33%